久しぶりにノウハウ系の記事投稿します。タイトルの通りですが、プレスリリースを配信せずにメディアに露出するちょっとした裏技(?)です。
結論とても簡単で「今までにご縁があったプロデューサー、ディレクター、記者さん宛にユニークな情報を直接電話やメールで伝える」だけです。やや再現性が低いかと思われるかもしれませんが、これができる方はかなり効きます。具体的な方法を下記に記します。
目次
プレスリリースを出さずにメディアに出るために必要な4つの要素
要素1:個別性とわかりやすさ
メディアの担当者さんに直接連絡すると書きました。ただ闇雲に一斉配信ぽいメールでプレスリリースっぽい資料送りつけようとしたあなたは気を付けてください。メディアの担当者さんも人間です。そんなんじゃメールもFAXも読む気になりません。
重要なのは、端的に、個別性でもって、ユニークな情報を伝えることです。ぼくもメディア側の仕事をするのでよくわかりますが、とにかくわかりにくいのが結論ありかでない文章。前置き要らないので「何がどうなのか」を文頭で伝えてください。
要素2:タイムリー性
例えば、雑誌の編集さんに秋のスイーツフェアを取り上げてほしいケーキ屋さんの場合、8月、9月なんかに連絡してたんじゃあとてもじゃないですけど取り上げられる訳がありませんよね。新聞は別ですが、月刊誌やフリーペーパーの場合、企画→取材→制作→校閲→印刷までの手続きがあります。
秋真っ只中の9月の紙面に関して、その企画を始めるのは遅くても7月初旬ほど。イメージ的に、ワンシーズン前(秋の企画なら夏初中盤まで)に連絡するようにしましょう。
要素3:その企画、客観的に見て本当にユニーク?
「ウチのお店としては今までにやったこともない、バズること間違いなしの自信企画!」であったとしても、ヨソで普通にされてたり、既出のものである可能性往々にして大です。勢いがあるのはいいことですが、それはリサーチ不足の言い訳になりません。「ユニークである」「日本初である(こういうの平気で言う人ってだいたいアレですが)」「初の試みである」なら、その具体的な根拠、証拠が必要となります。
方法としては…
1.信頼できる機関、専門家監修のエビデンスを添える
2.他、メディアで取り上げられた事例を添付する
などが有効です。客観的に見て本当にユニークか?を問い直すようにしましょう。メタ認知メタ認知。
要素4:あなた自身の情報価値
自慢ぽく聞こえるかもしれませんが、これまでに何人ものメディア担当者の方とお会いしてきて関係性を構築しているため「田中さん、面白いネタあったらドンドン回してください!」的なことをメディア担当者さん側からよく言われます。新規事業に関わることが多いこと、ユニークな事業されてるお客さんが多いこと、この2点のおかげです。「このお店はコンセプトが立っていて毎回企画が面白い」「取り上げるメディア側の都合(タイミング、絵面、時事的な事情)をよく考えて提案してくれる」といった情報的価値をメディア側が持つことで、PR効率が遥かに良くなります。
簡単にまとめ
今回、プレスリリースを出さずにメディアに露出する方法として「メディア担当者への直接連絡」と、それに必要な4つの要素(1.個別性 2.タイムリー性 3.ユニークさ 4.自身の情報価値)を挙げました。言えば浅い戦略的な話です。
また時間があったら、この戦略を実務レベルでこなすための具体的な戦術も紹介していこうと思います。
ちなみに最近のPR成功例でいうと、2022年1月24日にお客さんの商品がしゃべくり007で2分ほど取り上げられました。
記事の更新、いつになるかは分かりませんが気長に待ってやってください。それでは。
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