こんばんは、福岡市のコピーライター田中です。今日もライターっぽい記事書きます。
もちろん、自身で執筆→寄稿がメインですが、中には受注→ライターさんに発注→田中にてリライト→先方に納品もちょこちょこあります。
自身の専門ジャンル外だったり、単にリソースが足りないとかですね。ツイッターつながりで何度か執筆協力いただいた方も、本当にありがとうございます。
その他にも、ライティング代行専門の会社さんと契約して初心者・中級者ライターさん向けに赤ペン先生的なこともやってました。
当時(7年前くらい)はブラックSEO最盛期っていっていいくらいアホで低劣な案件あったので、捌いた記事数は計り知れません。
んで、その経験と実践の中から嫌がおうにも初心者ライターがしがちな変な表現とかクセの共通点が見えてくるわけです。今回はそいつらをまとめて、かつその改善策まで書いていこうと思います。
では早速。
初心者ライターさんにありがちなクセ5選
クセ1:文末表現が乏しい
いちばんありがちなやつです。「〜です。」「〜ます。」「〜です。」「〜ます。」、、、ほぼ全ての文末がですます終わり。
文法的に間違ってるわけじゃないんです。ないんですけど、文章にハリが出ませんし読者にのぺ〜っとしたダルい印象を与えがち。
改善に役立つ手法が体言止め。中学校くらいで習いましたかね?固有名詞や名刺で文章をブツッと切っちゃう方法です。
新聞とか雑誌とか文量制限が厳しい媒体見てみるとよくわかります。体言止め多用されてますので。
クセ2:「の」使い過ぎ
「ぼくの知り合いの経営者が地域の情報番組の特集に出ていました。」
こんなんしょっちゅうきます。意味は伝わりますけどチグハグな雰囲気は否めません。
「の」は英語で言う「of」に近い役割を持ちます。語彙力もですが、単に「の」を消すだけでも結構文意伝わるので思い切ってザクザク削りましょう。
「知人の経営者が、情報番組に出演しました。、」
文字数減ったけどシャープな感じになった気がします。
クセ3:無駄に接続詞使いすぎ
「そして」「それで」「なので」「それは」
使ってはいけない訳ではないんですよ。でも使い過ぎてる人が多い印象です。
「けれど」「しかし」などの逆説接続詞は、その接続詞の後に本意がくるマーカー的な機能を持つので変に削る必要ありませんが、そうでない接続詞はズバズバ消してあげましょう。文意変わらないので 笑
クセ4:やばい言い切り・断言
「フコイダンでガンが治ります」←バリやばいヤツ
「人生で一度きりの結婚式」←二度三度挙げる人もいるよ!
「○○を知らない人はいません」←絶対いるけん安心して
「九州男児で台所に立つ人はまずいないでしょう」←ぼく(福岡県出身)めっちゃ料理好きです
全く根拠ないのに物凄い断言ぶちかましてくるアグレッシヴなライターさんがたまにいます。あくまでぼくの狭い利害の範囲内ですが、駆け出しの女性ライターさんに多いです。
「凄いな、この人」と一瞬感心した後、いやそうじゃなくて〜みたいな感じになっちゃいます。
ぼく「ここかなり強く言い切ってますけど、根拠とか理由とか資料とかあります?」
ライターさん「ないけどそうなんです」
ぼく「σ(・д・ )?」
本当にこういうやりとりあります。特に7〜9年前ほどのブラックSEO黎明期は、低単価愚劣案件が鬼のようにありましたし。今よりもっと副業的ウェブライティングの案件あったように感じます。
この改善策は「ちゃんと調べぇ」「確認せぇ」くらいですかね。
クセ5:重複語が多い多い
「綺麗な肌、綺麗な髪、綺麗な目、綺麗な唇」
↑もはや呪文的。
同じ意味で伝えたい気持ちはよく分かりますが、同一単語を連続して何度も使うと「冗長表現」と言われるダラけた感じの印象を与えてしまいます。
「シルクのような肌、ツヤやかな髪、潤んだ瞳、濡れた唇」
↑ちょっとキモいですけど綺麗連打よりは奥行きがあるっぽく見えます。
対策は類語のチェック。上記の場合だったら「綺麗 類語」とかで調べてみてください。シソーラスあたりがヒットして、たくさん同意別単語が出てきます。ぼくもしょっちゅう使ってる。類語、連想語とあるのでぜひ活用してください。
類語辞典 シソーラス
連想語 シソーラス
まとめ
ということで雑に初心者ライターさんにありがちなよろしくない文章のクセをまとめました。
「文章力を上げたい」「リサーチのコツを知りたい」「どうやって案件取ってるの?」
など聞きたいことがありましたらコンタクトフォームからでもツイッターからでもFacebookからでもお気軽に相談くださいね。
おしまい。