会社の自慢なんか見せられても読者はひとつも楽しくない

2017-05-26

 

ブログ毎日更新6本目。

今日は企業ブログ、店舗ブログを運用されている方向けにぶつくさほざいていきたいと思います。

 

ワードプレスをはじめとするCMS(コンテンツマネジメントシステム)の台頭により、

ホームページを持たれている多くの企業店舗の経営者、広報担当者の多くが

ブログを更新せねば」というプレッシャーに苛まれているところでしょう。

 

物書く仕事を商いにしているボクでも、毎日ブログ更新するのはタイヘンです。

ある一定以上の反響を出さないといけないような案件なら尚更。

自身のホームページブログであれば何をどう書こうが火の粉は自身に降りかかるので問題ありませんが、

契約の元に広報代行しているところになるとそうもいきません。

 

さてさて、そんな企業店舗ブログに関してですが、

今回の記事では小手先のテクニックというより基本的な考え方をまとめていきたいと思います。

 

投稿ネタに困っている、いまいちブログの反応が悪い…

そんな窮地に一石を投じる記事なれば幸いです。

 

企業の自慢なんか見せられてもそんなんなんもおもんない

 

以下2つのタイトルの記事があったとき、あなたはどちらを見たいと思うでしょうか?

 

A:創業50年以上の実績!◯◯株式会社の歴史とは?

B:【社長談】一本の発注ミスで会社が倒産しかけた今となっては笑える話

 

根拠となる詳細なデータをお見せできないのが悔しいですが、

色んな企業店舗が運営されているブログを見かける中で、

およそ8割方がA的なタイトル・内容の記事を更新されているように感じます。

 

ひどいところはスタッフの休日ランチ日記に成り下がっちゃってて、

ぼくだけですかね、もはや不快感すら感じてしまいます。

 

こちらの記事で書いた視点とも似ていますが、

 

知りもせん会社の歴史とか知ってもしゃーないわな

 

って話です。

 

読み物として、読者が少しでも興味を持ってくれるような記事にしたいものです。

 

その記事が読者にとって価値のある情報かどうか

 

上述したようなスルーされがちな記事タイトル・内容から逸脱するために必要な考え方って至ってシンプル。

 

読者にとって見るに値する記事になっていればいいわけです。

 

例えば「あなたの転職活動をフルサポート!福岡の転職なら◯◯におまかせ下さい」はただの会社の決意表明で、

読者にとっての価値が抽象的すぎてよくわかりません。

 

これが「23時までLINEで相談可。福岡で働きながら転職するなら◯◯へ」になると、

少しだけ転職活動をしているひとに寄り添った内容の記事っぽく見える気がします。

もちろん内容が伴っていないとダメですが。

 

どうしても企業や店舗オフィシャルのブログになると、

会社のことを正しく伝えないといけない、

会社の強みを適切に伝えないといけない、

というか毎日更新というノルマがあるからそれをクリアしないといけない、

といった余計な圧力が働いて記事のクリエイティブがダダ下がりしてしまいがちです。

 

筆者の熱量は往々にして読者に伝わります。

 

広報担当者が楽しみながら更新できてかつ成果も上がれば言うことありません。

バリ難しいですけど…

 

義務感から仕方なく更新している記事と、読者のことを想いなんらかの成果を上げるために創意工夫をしている記事とではその濃度に大きな差が出ます。

 

まとめ

 

今の時代、スマホ1台あるだけでユーザーは否応がなしに莫大な量の情報に打たれることになります。

 

会社都合ばかりのブログ更新はもうやめにしましょう。

 

読者に目線を合わせ、なにが読者にとって価値となるのか考え、試し、たまには軌道修正しながら、できれば楽しんでブログ運営できると理想ですよね。

 

(1493文字 執筆時間32分)