【インスタ広告】CTR11.4%を叩き出したときの振り返り【異常値】

2023-04-18

美容系の広告で、CTR11.4%、LINE友だち追加300名弱。反響良すぎて5万円配信予定だった広告を1.7万円で止めました。

はい、異常値ですね。個人様、中小企業様のメタ広告(インスタやFacebook広告のこと)代行しだして6年ほどになりますが、はじめてこんな数字が上がりました。

ぼくのことをご存知で実際にお仕事一緒にされている方は「あ、あの広告のことね」ってお分かり頂けると思います。喜々として話してましたし(笑)

というわけで、今まで見たこともないような反響を叩き出したメタ広告の実績について、詳細は開かせないものの気をつけたポイントなどをまとめていこうと思います。

ポイント1:ターゲッティング

当然のことながら、広告配信をする際に「誰に」見てほしいかを決めます。メタ広告はじめてやる人だったり「もうなんでもいいからとにかくインスタで広告したい」みたく雑な感じで広告運用しちゃたり。ロクにターゲットも定めずに配信している人もいます。バストアップの広告なのに男性向けに配信しているようなもので、広告のムダ打ちが多くなり大変非効率。

メタ広告では

■年齢(1歳単位で調整可能)
■性別
■エリア
■ターゲットの属性(趣味嗜好、家族構成、最終学歴など)

詳細に設定することができます。

例えばこども向けのフィットネスをしている事業者さんなら、お子様向けに広告配信しないですよね(YoutubeとかTikTokだとあり得る)。決裁権は親御さんがもっていますから、きてほしいこどもたちの親世代の方に配信したほうが効率的です。メタ広告ではターゲット設定でこどもの有無、しかも年齢層もある程度分類されているのでより詳細に、的確に配信が可能となります。

異常値が出た今回の案件では特にエリアを重要視しました。下記で記述する競合さんとの関係性も大いにあります。

ポイント2:競合調査

ブルーオーシャン、レッドオーシャンなんてよく聞きますが、これだけ高度に発展した世の中、本当の意味でブルーオーシャンってあるんかいな?と懐疑的です。提供するサービスに対して、どれくらいが商圏範囲となるか、その中にどれくらいの競合がいて、そこの戦闘力はどれくらいのものか。

今回たまたま、商圏エリアに競合さんがおらず、先んじて広告配信を行ったことにより大層な反響があったものと分析しています。こればかりはどんなクリエイティブ作るとかそれ以前の問題。

「差別化」という言葉が叫ばれますが、差別化それ自体に価値があるとは思っていません。その差別化されたポイントがお客さんにとって価値があるかどうかが重要です。それがないとただのマスターベーション。

ポイント3:クリエイティブ

「クリエイティブが良ければ反響が取れる」という風にあまり考えられないタチで、毎回「どんな反応になるかな。クリック率悪かったらどうしよう。問い合わせこなかったら…」なんてヒヤヒヤしながら案件と向き合っています。ほとんどのお客さんがデザインが美しく、きれいで、おしゃれな広告を打ちたいと思われていますが、どこかでみたことがあるなんとなくデザインがいいだけのクリエイティブだと反応悪い印象です。理由「あ、これ広告ね」ってひと目で分かるから。

ちなみに今回の案件で配信したクリエイティブの構成は下記のとおりです。

1,冒頭で6秒ほどの動画を流す

2,キャンペーン詳細を2枚画像で

※複数の写真・動画を組み合わせられるカルーセル広告で配信しました

クリエイティブを作る際、もちろんデザイン性も気にしますが、それよりも広告自体の構成や動線を優先します。特に広告を見るユーザーにとってメリットがあることを強めに表示します。ベネフィットとかメリットとか色々難しく考えるより、シンプルに人間の欲望にフォーカスしたほうが絶対いいと思います。

「物欲」「金欲」「肉欲」「承認欲求」まだまだたくさん種類はありますが、それはまた別の記事でまとめます。

ポイント4:結局は◯◯勝ち

雑にまとめますが、今回美容系メタ広告でCTR11%超えるような数字が出たのは結局の所「戦略勝ち」だと感じています。このタイミングに、このエリアで、この事業を開始する。単純ですが、これらが様々な試行錯誤をぶち抜けることも大いにあります。この案件のお客さんにもそう伝えています。「ぼくの広告戦略・戦術がうまかったのではなく、このタイミングでこの事業をはじめた◯◯さんの戦略勝ちだと思います」といった具合で。日々勉強です。