こんばんは、異彩の田中です。

 

先週の話になりますが、ウェブライダー松尾茂起さんの『松尾教授のマジカルマーケティングツアー』に参加してきました。

なんだかワクワクするタイトル…

 

松尾さんのことはもちろん数年前から存じていましたし、先月開催されたデジタル神無月の打ち上げで一緒にお酒を飲む機会もあったこともあり、非常に楽しみにしていました。

講義の内容はマーケティングに対する理解を深めるワークショップ、読み手との信頼感の築き方、校閲・推敲支援ツール文賢(ブンケン)を用いたリアルタイム推敲と、ライティングをする上で重要なエッセンスが詰まりに詰まった3時間30分。

その長丁場を感じさせない濃密で楽しいセミナーでした。

 

ボクもライターの端くれとして事業をしている身です。

ライター的視点で学びがあった内容を2つ、まとめていきたいと思います。

 

学び1:読者との信頼感を築く文章構成

 

学び1-1:傾聴を文章構成の序盤に

ライティングを少しでもかじったことがある人であれば「文章は結論から書け!」なんてフレーズ、どこかで見聞きしたことがあるかと思います。

個人的な見解ですが、この考え方には反対です。

結論から書くべき文章ももちろんありますが、それが100%すべての媒体に適用されることなんてないからです。

 

特に「何かしらに対して悩んでいる・困っている」といった読者に対して必要なのは傾聴と共感です。

この傾聴という言葉、福祉学・心理学を学んでいる人であれば当然ご存知のはずが、まさかマーケティング・ライティングのセミナーで、しかも講義序盤で出てくるとは思いもしませんでした。

 

共感については説明する必要もないかと思いますが、傾聴は少し説明が必要かもしれません。

読んで字のごとく、心を相手に傾けて聴くに徹すること。

「聞く」ではありません。

「心」の「目」と「耳」を「+」すると「聴」という言葉になりますよね、それくらい相手にとってやさしいことばです。

 

カウンセリングの中でもこの傾聴は必須と言える重要なテクニック。

一応ボクも心理カウンセラーと社会福祉士の資格持っていますので、このあたりの理解と実践はあります。

 

これを経由せずにいくら相手の話を聞こうとしても、いくら相手にとってプラスとなるポジティブな提案をしたとしても、相手は話を聞いてくれません。

「この人はわたしのことをわかろうとしてくれていない」という、分厚い氷のような心のバリアが存在するからです。

 

傾聴はその氷を溶かしてくれる優秀な手法。

それをライティングにも取り入れちゃおう、ってことなんだろうな、と勝手に理解しています。

 

ウェブ上に文章を書く際、起承転結という概念を拝借するなら

結→起→承→転→結

といった具合で文章を書くライターさん、たくさんいると思います。

 

そこに、傾聴という段階を入れると結に対する理解が深まります。

傾聴・共感→結→起→承→転→結

といったところでしょうか。

 

例えば色んなダイエットに挑戦したのに全く痩せられない人にとっての傾聴・共感ってどんなものでしょう?

それを、文章で表すなら?

 

「いろんなダイエットを試したのに全然痩せられない…そんな経験、ありませんか?」

では、まだまだ共感のうわずみ程度しか汲めておらず傾聴の段階まで至っていません。

 

適切なペルソナが設定できて、かつそのペルソナの気分やテンションにまで深く寄り添うことができれば、もっと傾聴に近しいフレーズが生まれるはずです。

 

ポイントはリアルで具体的であること。

読んでいる人が「そうそう!これこれ!この人わかってるぅ〜」なんて状態になってその後の文章の腑に落ち方がそうでない人に比べるとまるで変わってきます。

 

学び1-2:「〜ね」でつくる距離感

文章のリズムをあげるために「文末のバリエーションを増やしましょう」なんてよく言っています。

具体的には体言止めを使ったり倒置法を使ったりといった手法をご案内しているのですが、あえて口語表現(話言葉的表現)を用いて読者との距離感を適切に縮めていくなんて思ったこともありませんでした。

無意識に使うことはあるにしても、意識化できないうちはまだまだ二流三流ですよね。

いい気づきをいただきました。

 

想定する読者が男性なのか、女性なのか、悩みを持っていてそれを解決したいのか、それとも希望や夢を持っていてそれを叶えたいのか。

記事には様々な目的があり、それぞれに想定する読者が存在します。

やさしく語りかける「〜ですよね」といった表現、TPOに応じてうまく使いこなせるように訓練していきます。

 

 

学び2:文章を音読するのは当たり前、◯◯のように読むと効果倍増

ライターさんの育成・指導をする際、ボクは必ず「書き終わったら声に出して読んで下さい。読者は声に出さずとも脳内で文章を音読しています。読みにくい、発音しにくい箇所があれば、それは読者にとっても同じですから修正しましょう」と伝えています。

これが徹底できている文章とそうでない文章では、読みやすさ、文章のリズムがまるで違います。

是非実践されてみてください 笑

 

今回のセミナーでいちばん大きな学び・気づきだったと思います。

松尾さんからこの音読に対してさらなる深みを得ました。

 

音読するポイントを与えてくれたんですね、「書き終えたら読んで下さい、まるで◯◯のように」って。

 

◯◯、思いつきもしませんでした。

誰しも一度は深夜のテレビで見たことがあるはずです。

 

そうそう、通販番組、その話し手。

「書き終えたら読んで下さい、まるで通販番組のプレゼンターのように」といった具合に松尾さんは条件を付けていたんです。

 

音楽がベースにある人ならではの視点だと感じました。目からウロコでした。

セミナー後半で「文章は音楽だ」と金言いただきましたが、まさにそのとおりだと思います。

 

文章にもリズムや抑揚が必要です。

でないと、おもしろみのない平坦なテキストの羅列になってしまい、離脱を際限なく促進する成果の上がらない記事になってしまいます。

 

自宅で仕事する機会がある方はご家族や恋人、友人知人から奇人を見るような視線を受けることうけあいですが、鋼のハートで実践しましょう、ボクも負けません 笑

 

まとめ

さすがに第一線で活躍されている方の言葉や考え方には理由と重みがあります。

今後、いくつかコラムサイトもこしらえていく予定なので、その前に松尾さんのお話が聞けてよかったと思います。

 

結びに、このような貴重なキッカケを作っていただいた主催の!importantさん、ありがとうございました。

今後、運営側としてもっと力になれるよう、精進していきます。

 

 

 

松尾さんが代表を務めるウェブライダーホームページ

https://www.web-rider.jp

 

!important Doorkeeper(セミナーイベント集約サイト)ページ

https://important.doorkeeper.jp

 

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